催眠関連
催眠と睡眠
「催眠にかかると眠ってしまう」と思っている人がいます。意識がなくなって、わけがわからなくなり、何も聞こえなくなってしまう。そして、眠りの世界に入ってしまう、と思っているのです。
これは催眠に対する大きな誤解です。催眠は催眠にかかる人を眠らせるために行なうわけではありません。そして、催眠にかかっても、意識がなくなってしまうわけでもありません。催眠状態ではちゃんと意識があり、自分が言われている暗示の言葉も聞こえるし、自分がどういう状態になっているかもわかっているものです。つまり眠り(睡眠)とは違うのです。
もし眠ってしまったら、意識がないし何も聞こえないので、暗示をされてもまったく反応しません。催眠中は意識があるから、いろいろな暗示に反応できるのです。
ただ催眠状態に入ると、覚醒状態よりも意識の働きは低下します。催眠を誘導し始めた最初の段階では、まだかなり意識ははっきりしています。しかし、催眠状態が深くなっていくにつれ、しだいに意識の活動は弱まっていくのです。その結果、頭がぼんやりしたり、ほわーんとしたりします。また、ウトウトと眠たくなったりもします。でも、完全に眠ってしまうのとは違うし、意識が残っているから暗示の言葉は聞こえるし、自分がしていることもわかっているのです。
もちろん、なかには眠気が高じて、そのまま本当に眠ってしまう人もいます。しかし、その場合は催眠ではなく、睡眠に移行したということです。だから、催眠と睡眠は紙一重ということもできるし、「催眠は眠りの一歩手前」と言う人もいるくらいです。
人によってはあまり催眠状態が深くならないために、意識レベルがほとんど覚醒状態と変わらないことがあります。つまり意識がはっきりしているのです。そういう人は自分が催眠にかかったとは思えないかもしれません。それでもいくつかの暗示に反応しているならば、その人は催眠にかかっていると言えます。いずれにしても催眠と睡眠は別物であるということ、これは催眠を理解する上でとても重要なポイントです。
催眠療法 池袋YM心理センター 催眠療法 池袋YM心理センター
| 催眠関連